
車両データ
車名:BMW E65 750i
年式:平成18年
走行距離:14.6万km
状況確認
ABS警告灯各種・エアバッグ警告灯が点灯しているということで入庫されました。
テスターをつなぎ、故障個所を特定していきます。

ABSは右リアホイールスピードセンサーの断線の診断です。
ABSコントロールユニットまでの導通を確認すると、導通はあるが電源きていません。
コントロールユニットと、念のため右リアホイールスピードセンサーを交換することにしました。
エアバッグは、着座センサーの導通・抵抗を確認したところ、シートに座ると導通がなくなることが確認できました。
着座センサーを交換することで解消できると判断しました。
作業工程
ABSコントロールユニットを交換していきます。
ラジエータ・サブタンクの奥側にコントロールユニットがあります。


これがABSコントロールユニットです。

コントロールユニットを外します。

新旧コントロールユニットです。
交換します。

右リアホイールスピードセンサーも交換します。

右リアホイールハウス・タイヤを外しローター裏のスピードセンサーを交換します。

エアバッグの着座センサーを交換します。
まずシートを外します。

とても重いので、2人がかりで外します。

シートカバーをはがし、表面の着差センサーフィラメントをはがし、逆の手順で取り付けていきます。

センサーを交換しただけでは動作しません。
最後にコーディングし、故障コードを消して作業完了。

作業後状況
納車後40kmほど走行していますが、警告灯は点灯せず、問題なくお乗りいただいています。
ABS警告灯が点灯するとABSやDSCも効かなくなるので、放置せずにお早目の修理をお勧めいたします。
【担当:小澤】


