2019.02.04

ベンツSLK320 ルーフセンサー修理

車両データ

車名:ベンツSLK320
年式:平成12年12月
走行距離:80,342km

状況確認

ルーフが開かないということで入庫されました。

原因調査のためにヒューズボックスを開けてみると、ルーフに関係あるヒューズが1つ切れていました。
ヒューズまでの電源は来ています。
配線図をたどるとルーフ開閉操作スイッチまではやはり電源が来ているようです。

ヒューズを変えてまた動かそうとすると、またヒューズが切れてしまいます。
操作スイッチ単体を調べてみると、故障していることが判明しました。
内部抵抗が大きくなり、中が焼けてしまうことがありますが、これは経年劣化です。
ヒューズ切れの原因はここにあるようです。

スイッチが壊れていることが分かったので交換してルーフを動かしてみると、開いたものの今度は閉めることができないという症状になりました。
スイッチ単体の故障以外に、他にも原因があるようです。

SLKは開閉確認のためにいろんなところにたくさんのスイッチが付いています。
開きはするけど閉まらないということは、どこかのセンサーが反応していない可能性があります。

AUTELのテスターMaxisysをつなぎ、1つずつセンサーの作動状態を確認していきます。
スイッチを手動で切り替えながら一つひとつ確認していくと、Aピラーの方に付いているセンサーだけ動いていないことが分かりました。

原因が分かったので、Aピラー部のセンサーを交換します。

交換後は、問題なく開閉できることが確認できました。

同様の悩みを抱える方へアドバイス

ルーフが開閉しないという症状でしたが、原因は複合的なものでした。
「電源が来ているかどうか」「スイッチが動作しているかどうか」などはテスターが無くても確認することができますが、センサーの動作を確認するためには必ずテスターが必要となります。
テスターを豊富に取り揃えているので、お気軽にお問い合わせください。