2019.02.22

アウディA8 ボンネットオープナー修理

車両データ

車名:アウディA8
年式:平成22年
走行距離:66.529km

状況確認

ボンネットが開かなくなってしまったということで入庫されました。

作業工程

ボンネットオープナーを引いたところ手ごたえがありません。
ワイヤーが切れていることは間違いないので、問題はどこで切れて、どんな状況になっているかということです。

トリムカバーを外して、ワイヤーがどこで切れているのか確認します。
ワイヤーを引き抜いたところ、だいぶ先で切れていることがわかります。
おそらくエンジンルーム内で切れていると思われます。

ボンネットを開けてワイヤーを交換する必要がありそうですが、ワイヤーが切れているため普通にはボンネットが開きません。
ボンネットの左右のロックを解除するためには、順当に考えればグリルを壊す方法が思い浮かびます。
ただ、それだと修理費用が高額になってしまいます。
何とかグリルを壊さずに開けられないだろうか、と試行錯誤してみます。

フロント右側のフェンダーライナーを外してみると、ボンネットオープナーから伸びるワイヤーと、ボンネットのロックをつなぐワイヤーとのジョイント部分が見えました。
アウディの場合は右ヘッドライトの奥にジョイント部分があります。
〇印の赤いものはボンネットを開けるために差し込んだピックです。

ジョイント部分にピックをひっかけて引っ張ったらボンネットを解除できないか、ということでチャレンジ。
片方ずつ何とかひっかけることができて、最終的にはボンネットが開きました。
外からジョイント部分に届かない場合はグリルを壊す必要がありますが、今回は何とか届いたので、壊さずに交換することができました。

ボンネットが開いたところ。
本来はワイヤーがワイヤーケーブルに収まっているはずのところ、飛び出してしまっています。

ワイヤーを交換することになります。
ワイヤーを交換するために、ワイパーモーターを一旦外します。

拡大したところ。
白いのがワイパーモーターです。

左側のボンネットロックに繋がるワイヤーを外すためには、バンパーを外して、ラジエーターを前にずらす必要があります。

ワイヤーはラジエーターのアッパーサポートの溝にはめ込まれています。

ワイヤーを外したところ。
新品と交換して作業終了です。

めったに起こらない不具合で、この部分が劣化するというのは運が悪いとしか言いようがないですが、そんなときはお気軽にお声がけください。